ネットで見つけた人怖話の体験談を紹介していきます!

怖いストーカー, 怖い彼氏/彼女

姿を見せなかったストーカー

結婚式にまつわる怖い話

結婚式にまつわる怖い話

姉(A子)の結婚式の話です。
結婚式の当日、朝一人で式場へ向かい、当日必要な小物を式場側に預けて準備をしていると担当プランナーが突然やってきて

「ちょっとお話が…」

と呼び出した。
言いにくそうに

「あの…B男さんってご存知ですか?」

と聞いた。
姉はしばらく考えて、ふと10年ほど前に付き合っていた彼の名前だと気付いた。
B男は勝手に式場に入り込み、式場の人に関係者以外は立ち入り禁止の場所だといわれた途端

「今日ここでA子と結婚式を挙げる予定のものだ」

と名乗ったらしい。
当然ながらスタッフはA子と新郎の顔を知っているので

「そんなはずはない」

と止めようとして大乱闘になり、一旦取り押さえたものの、警察を呼んで良いのかどうか迷い、姉に相談にきたらしい。
姉がB男の前にいくと、B男の顔が想像以上に変わっていて驚いたとか。
そしてB男は

「こいつら何とかしてくれ」
「今日は僕と君の大事な日なのに」
「ちゃんと指輪ももってきたんだ!◎◎の店で買った結婚指輪!」

と泣きながら訴えた。
姉は背筋が凍りついた。
◎◎の店というのは姉と新郎が結婚指輪を買った店だったからだ。

「何故知っているのか?」

と問いかけると

「ホラ。二人で買ったじゃないか」

とポケットから指輪を取り出した。
そこには姉と新郎が二人で選んだはずのリングとまったく同じものがペアで入っていた。

驚いてプランナーが預かった指輪を確認したが、そちらはちゃんとあった。
姉は怖くなり、思わず部屋から逃げ出して、それを見たB男が暴れたことで、結局警察を呼ぶことになった。

話は少し遡るけれど、B男と姉が知り合ったのは11年前。
当時姉とB男は25歳で、職場の関係で知り合い付き合い始めた。

ところが、付き合い始めてすぐ、教師をやっているB男の両親が二人の付き合いに反対を唱えた。
姉の母親が死んでいること、その後再婚して腹違いの妹(私)がいて家庭が複雑なこと。

母方の親戚に障害者がいること。
父の仕事が小さな町工場勤務であり、高卒であることなどをあげつらね、B男は

「君のこと嫌いじゃないけど、やっぱり親の反対ってきついでしょ」

とあっさり姉を振った。
その後、一切連絡を取ることもなく、当然会うこともなかった。

姉はしばらく男性と付き合うこともなく、三十路を過ぎ、31歳で当時24歳のC男(新郎)と知り合う。
その後丸5年付き合い、6年目の春に結婚することになり、その当日B男と再会することになる。

B男は姉と別れた後別の女性とお見合い結婚をするが、3年ほど後に奥さんの浮気が原因で離婚。
しかもDNA鑑定の結果生まれた子供が自分の子ではないことが発覚。

ショックを受けて落ち込んでいた時期、偶然、街中で姉を見かけた。
そして姉が

「自分に向かって励ますように微笑みかけてくれた」

らしい。
(姉は当然否定。そんな場所にすら行ってないと言った)

B男は『やっぱり彼女が一番。彼女と結婚するべきだったんだ』という妄執にとりつかれ、姉のストーカーになる。
ところが当時姉は既にC男と付き合い始めていた。

B男は何を思ったか、C男と姉のデートや旅行すべてを監視し、写真に収めていた。
そして、その5年の間にB男は整形手術を三度受けている。
C男の写真をもっていき

「この顔にしてください」

と依頼したとか…
何が怖いかっていうと、B男が一切姉の前に顔を出さずに数年もの間、二人の行動を記録するかのように写真を撮ったりしていたこと。
そして、何故か二人の個人情報その他がダダ漏れだったこと。

結婚指輪にしても二人がどのお店で買ったのかは後をつけていればわかるけど、何を選んでどんな言葉を彫ったのかは、店の人間か二人以外はわからない。

でもB男が持っていた指輪はまさに『二人が選んだ指輪』で『二人が選んだ言葉』が彫られていた。
本当に「いない」のか、それとも姿を見せていないだけなのか、姉もまだ怖がっている。


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