塾の先生に恋しました。
少女漫画好きなのもあって、妄想と現実の区別がつかなくなっていた私。
わからない問題とか、学校のこととか相談してて、どんな下らないことでも真剣に話を聞いてくれて励ましてくれたり、髪型変えると気づいてくれて
「似合うね。可愛いよ」
とか言ってくれて、先生と生徒とかシチュエーション最高とか思って凄いアピールしてました。
そんなある日、そういえば先生のLINEとか知らないということに気づく。
私「先生先生、LINE教えて~」
先生「LINE?それは職務上ちょっと出来ないんだ。ごめんね」
私「ちょっと相談したいことあるんだけど…」
先生「じゃあここにお互いいる時にしてもらえるかな。顔見て話せるから。」
いつも優しくしてくれるのに先生は連絡先とか全然教えてくれなかった。
しまいには、次から授業だからとはぐらかされる始末。
先生照れてるのかな。
まぁよく分からないけど、ここではダメなんだよね。
じゃあ家に行っちゃえばいいじゃん!
幸い塾の友達が、先生と御近所さんだそうで、然り気無く話をしつつ、会話内容から先生の住んでいるアパート特定。
何度か張り込みをし、先生がアパートに入って行くのを確認して部屋も分かった。
正直私は歳上の彼とラブラブエッチにかなり憧れてたから先生誘ってしたかった。
少女漫画の展開みたいに。
そして運命の日メイクとか服とかメッチャ頑張って先週の金曜の夜に突撃した。
あらかじめ先生の予定を聞いてこの夜は出掛けてないという情報は入手していたので部屋にいるだろうと思ってた。
インターホンを押す。
2、3秒立ってインターホンから先生の声がした。
先生「はい、どちら様でしょうか。」
私「あ、先生。私です。今会えますか。」
先生「え…?えーと…。どちらの私さんでしょうか。」
制服じゃないから分からなかったかな?
私「塾でいつもお世話になってる私です。あのぅ。。外暗いんで、中に入れて貰えませんか?」
先生暫しの沈黙。
先生「ごめん、塾の私さん?中には入れられない。どうしてここが分かったのかな。親御さんは知ってるの?」
思いもよらない反応に私パニック
私「え?え?親は知らないです。今日先生夜時間あるみたいだから会えるかなと思って…その…」
私、たじろぐ可愛いヒロイン気取り。
先生「私さん、悪いけど職場以外で会うつもりはないよ。警察に捕まるから。親御さんの連絡先教えて貰える?迎えに来てもらうから。」
こんな夜更けにこんな格好で突撃したことがバレたら頃されると思い、私必死の抵抗。
私「す、すみません!実はストーカーに追いかけられてて、慌て逃げて来たんです!そしたら偶然先生の家で、すみません!中に入れて下さい。先生に伝えたいことがあるんです。」
先生「もう一度言うよ。最後だからね。親御さんの連絡先教えて貰えるかな。」
私「今会ってくれなかったら先生に襲われたって皆に言います!」
何故強気になった私…
先生「ごめん、通報させてもらうね。。」
『通報?意味わかんない何で?』
更にパニックになった私はインターホンが切れたにも関わらず、待ってれば開けてくれると思い、玄関から動かなかった。
暫くして警察に保護され、両親を呼ばれこれ以上ないくらいに叱られて、1週間の謹慎処分を喰らいました。
因みに両親は菓子折り持って謝罪しに行った模様。
現実の厳しさを知りました。
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