学生の時、俺はストレスが溜まると度々奇行に走っていた。
その時は紙粘土で作ったお面を付けて、のっぺらぼうの真似ごとをしていた。

さすがに通報されたら面倒だと思って、人の少ない深夜3時くらいを選び、適当な(自分の家からいい感じに離れた)電話ボックスの中で数時間佇む。
誰が聞いてもキチ行為だろうがその時だけは現実から離れることができた。



自分自身がオカルトの一部になってるみたいな感じがして興奮した。
で、そののっぺらごっこを場所を変えて何度かやってたんだが、数日後には変質者出るという噂が立ち始めた。

パトロールしてる人が現われ始め、潮時かと思って俺はその遊びをやめた。
それからは普通に生活していたんだがある日、学校で先生から話があった。

どうやら近所で刃物を持った不審者が捕まったらしい。
てっきり不審者=俺だと思っていたので驚いたが本当に恐ろしいのはその後だった。

そいつが捕まったのはちょうど俺がのっぺらごっこをしていた深夜3時頃だったそうだ。
もし、あのまま続けていたら…