地下鉄で変な人に遭遇したときの話。
停車駅に近づいた時、地下鉄の車内で女がいきなりパッと携帯電話を投げた。

「カシャーン」

と音がして、液晶面がバリバリに割れた。

「コイツ、何で自分で携帯電話を投げてるんだ?」
「オカシイ人?」

皆ザワザワしていた。
すると、女が下車しようとしていた男性を捕まえた。

「何するのよ!携帯電話、弁償して!」

全く関係の無い男性も周囲も全員ポカーン。
女が自分で携帯電話を投げたのに、何故か男性を引き止めて文句を言っている。

ちょうど扉のところで二人の口論が始まって、地下鉄が発車出来なくなった。
若手駅員が駆けつけてきて、対応しようとする。

しかし、女の怒りに押されてしまう。
若手駅員が男性を事務所へ連れて行こうとした。




そこへ老けた駅員が携帯電話をパッと持ち上げて、女に話しかけた。

「お客さん、またですかー?」
「もともと壊れていたのをまた投げたんですねー」
「今日はさすがに警察呼びますからねー」

そう言って、老けた駅員が女をずるずる車内から引きずり下ろした。

そんな騒ぎがあったのを何も知らない女性が空いている席を探して隣りの車両からやって来た。
女性が女の座っていた座席に腰を下ろした直後、その女性が前に倒れた。

座席にたくさんの針が仕込んであったのに気づかず、座ってしまったらしい。
次の停車駅ですぐ乗客全員が下ろされて、その電車は不審物点検で乗れなくなってしまった。

電車や公共の座席を利用する際は確認してから座った方が良い。
自分はあれから、確認しないと座れなくなった。