初めての娘を今年出産。
みんな大喜びしてくれましたが、特に喜んだのが私の父でした。

仕事の合間をぬって3日か4日に一回は娘の顔を見に来る程の溺愛っぷり。
初めての育児でお昼ご飯もままならない私を気遣い、その日は

父「外で食べるか!」

と外食に誘ってくれました。
しかし当然娘はまだ小さい(この時5ヶ月)ので近くのファミレスへ行きました。

そこでご飯を食べていると、眠いのと暑いので娘がグズグズし出しました。
父は急いで食事を終えると

父「ゆっくり食べてていいよ」

と言い、お金だけ置いて娘を連れ外へ…
なかなか休まる時間がない私にとってはありがたい事ではありますが、いくら父でもそこまで甘える訳にはいきません!
ご飯は残さず綺麗に食べ、おまけにデザートまで頼んでしまっていた私…(厚かましい)

『これを食べたらすぐ行くからね、父!娘ー!』

と心の中で謝りながらもドリンクバーへ(厚かましい)
しかし席に戻ると、何故か私のカバンがお隣の子連れママのテーブルに…
確かに私の席に置いてあったはず…。
見慣れたマスコット(娘が気に入ってる)もついてるので間違える訳がありません。

私「あの、失礼ですがそのカバン、私のだと思うんですが」
キチママ「は?違いますけど?」

思いもよらない返事に驚きながらも

私「いや、間違いなくうちのです!」

と食い下がるが引かないキチママ。
少し騒いだのもあり、周りもザワつき店員も

店員「どうしましたか?」

と来ると、

キチママ「あーうざい!なんなのあんた!?うちのだって言ってんでしょ!帰るよキチ子!」

とか言いながら私のカバンも持ってキチ子の手を引き出口へ向かうキチママ。

私「返してください!」
私「言いがかりつけんな!」

という会話をしていると、よからぬ雰囲気を察した父が店内に戻って来た。



父「どうした?」
私「この人が私のカバンを持っていこうとする!」
キチママ「失礼な!これは私のだって言ってるじゃない!」
父「……確かにそのカバンは娘のカバンですね」
キチママ「グルだろお前ら!!こ・れ・は・私・の!!」

あまりに話にならなくて、どうしようと困っていると

父「私子、カバンの中には何が入ってるんだ?」
私「え…娘のオムツと着替え…」
父「財布や保険証とかは?」
私「この中」(貴重品等は肌身離さぬよう首から下げるポシェットに入れてた)
父「他に何か貴重品は入ってないのか?」
私「何も入ってない。娘のオムツと着替えだけ」
父「あのカバンはいくらしたんだ?」
私「えー…2000円くらい?」
父「そうか」

ふー、とため息をついた父。

父「わかった。ならあんな安物のカバンはくれてやれ。新しい娘の服とオムツくらいいくらでも買ってやる。カバンももっといい物を買ってやる。好きなブランドでも選ぶといい。10万でも20万でも好きな物を買ってやる」

ポカーンとする私をよそに、

キチママ「はぁ!?」

とキレるキチママ。
父の発言に

キチママ「馬鹿にすんな!誰が要るかこんなきたねぇカバン!」
キチママ「このカバンやるからむしろ私にカバンを買え!」
キチママ「そんなガキ(私)にブランドなんてふじこー!!」

と娘の着替えが入ったカバンを叩きつけるキチママ。
即座にそれを回収する私。

父「私子、帰るぞ。娘(孫)が眠たそうなんだ」

そう言いながら父は会計を済ませ店を出ようとする。

キチママ「ちょっとあんた待ちなさいよ!!慰謝料払え!(←?)」

とか言いながら追いかけるキチママ。
しかしそこでお店の人が呼んだであろう警察が登場で

キチママ「あいつがー!!あいつがー!!」

と叫んでいたが父は颯爽とスルー。
さっさと車に乗って発進。
父のおかげで娘の服もカバンも戻ってきて安心しました。

父「一度言った事だから」

と父は本当にカバンを私に買おうとしてくれていましたが

私「ブランド物の価値がわからないのでそんな高いカバンは要らない。」

と言うと

父「なら娘(孫)に」

と新しい洋服を数枚と、新しいおもちゃとおむつを買って貰いました。
本当にありがたい。

最後は自慢になってしまいましたが、ファミレスで初めて遭遇したキチママだったのでご報告。