怖い話と言うべきか…、不思議な話と言うべきか…。
これは、私が高校生だった夏休みの日の出来事。

その日の午後、家に中学の同学年だった男子から電話がかかってきた。
この男子とは同じクラスになった事もなければ話した事もない。
当時、私の学年は14クラスもあったので、『顔だけ見たことある』という程度だった。
電話の内容は、

「元気にしてる?高校行ってる?」

などの世間話だけだった。




それが一週間ほど毎日続いて、ふと電話が来なくなった。

『何だったんだろう?』

と思いながら、さらに一週間ほどして同窓会があった。
そこで、その男子がバイク事故で3日前に他界したと聞いた。

今思うと、最後の電話になった日の電話を切る時に、

「もっと前から仲良くなりたかったよ。遅すぎたな…」

と言われた言葉が今でも心に引っかかっている。