学生の頃の夏休みに工場でバイトをしていた時に、ヤバい女がいました。
いわゆる、電波系の様な人で、好きなアイドル、確かジャニーズの一人だったかストーカー行為をしてつきまとい、警察沙汰になった時もあった。
みんなに

「彼と私は運命の糸で…」

などと語り出したり、

『よくバイトで雇ってもらえるな〜』

と思った程だった。
いつも一人でいるので、少し可愛そうに思って、話かけたりしてあげていた。



ある日、その人から電話があった。
電話に出ると、ずーっとシクシク泣いている。

『ああ、あの子からだな…』

と思ったのだが、何を言っても30分くらい泣きっぱなし。
さすがに困ってしまい

「もう、切るよ?」

と言うと、やっと話だした。

「あのね〜私ね〜…とまらないの…」

と言った。

『涙がとまらんのかなぁ』

と思ったので、

「大丈夫だよ。元気だしなよ!!」

と、言ったのだが…
次に返ってきた、言葉が

「血がね〜手首から血が止まらないの…」

「え?」

このままではまずいと思い、深夜だったが家に行き、そこから救急車で病院に連れていきました。
両親に電話し、それから仕事には来なくなったので、入院したのだと思います。
気軽に、声をかけてあげるのも、危ない時代になったと実感しました。