これは俺が小学校4年生くらいの時の話。
その頃俺はもう一人で寝られるようになってたんだが、休みの日はいつも通り起きて、その後両親の布団に潜って二度寝する、なんてことをやってたんだ。

で、その日も一度起きて母親の布団に潜り込んで、俺・母・父の順で並んで寝てた。
それから二度寝して、どのくらい経ったか分からないけど、急にふっと目が醒めた。

目が醒めたって言っても、急に意識が戻った感じで、目は開けてなかった。
けど感覚で、鼻を摘まれてることに気がついたんだ。
俺は親父がふざけてるんだと思って払い除けようとしたんだけど、違和感がそれだけじゃないことに気がついた。
掌で口も塞がれてた。




何故か苦しいとか怖いとかは感じなかったな。
それより、

『起きてることがばれたらマズい』

と思って目を閉じたままじっとしてた。
多分30秒くらいはそのままだったんじゃないかな。
あの頃は肺活量凄かったしw

でもまあ流石に苦しくなって、出来るだけ自然に、寝返りをうつ感じで顔を背けた。
そしたら親父が小声で

「起きたか・・・?」

って。

「起きたか?w」なんて軽い感じじゃなくてさ。
寝返りうってからこっそり目を開けて、

『今のはなんだったんだろう』

って考えてた。
そのうちに母親も起きて、俺もタイミング見計らって起きた振りしたんだけど。

その他に変わったことは無かったし、今も親子仲は悪くない。
まー、この件で一番怖かったのは、妙に冷静に空気読んでる俺自身なんだけどなwww