中学生のとき、見知らぬ男が我が家(住宅街の一戸建て)に

「トイレ貸してくれ」

と言ってきた。
当然気味が悪いので断ると、『もれそう』とか『限界』とか必死さをアピールされる。
それで世間知らずだった私は少しかわいそうになり、心の中で

「トイレくらい貸してやるか…」

と思うようになった。
しかし男は門を勝手にくぐり、玄関前まで詰め寄り、

「下痢しそうなんだよ!!」

というのでやっぱり断った。



玄関のドア閉めて、自分はドアの前で通せんぼするみたいにして猛烈に拒否した。
男はすごく怒鳴って私を脅してきてかなり怖かったが、

「他あたれ」

って言い張った。
我が家のトイレをキモい男の下痢で汚したくない、それだけの理由だった。

数日後、『トイレ貸して』という強姦・強盗事件がわりと近所であったことを知ってガクブルでした。
今ではセールスも宗教勧誘もきっぱり断れる大人になりました。