土曜の13時頃、二日酔いでこの時間まで寝てたんだけど、玄関のチャイムで起こされた。
寝ぼけ眼で、ドアを開けると、家具かなんかの訪問販売の若い営業マンが立っていた。

営業マンは見るからに胡散臭い。
会社に勧誘電話をかけてきて、逆ギレリダイヤル攻撃してくるのってこういう奴のような気がする。

まぁ、相手も営業の人だから、気さくに世間話をふってきたし、こちらも無理に追い返したりせず(そんな度胸もない)、テキトーな回答と愛想笑いで対応していた。
とはいえ、頭が痛いし早くもうひと眠りしたい。
早くその営業マンを帰そうと、

「実は仕事が忙しくて、今日も14:00時には会社に行かなければならない」

みたいな下手な嘘をついた。
営業マンは、嘘と見抜いてかどうかは知らないけど、

「それでは長居してはいけませんね」

と言ってすぐに帰った。



んで、その後はもうひと眠りして、起きた後も2ちゃんみたりして、その日は夜までずっと部屋にいた。

22時ころ、さすがに腹が減ってきて、コンビニに弁当を買いに行こうと外に出た。
アパートの階段を降りたところに、男が一人立っている。

昼間の営業マンだ。
その営業マンはにやけながら、

「おや、どうもこんばんは。今頃出勤ですか?いつまでたっても外に出てこないから、部屋の中で死んじゃったんじゃないかと心配しちゃいましたよ」

と語りかけてきた。
正直、俺は変な汗かきながら苦笑いを浮かべるのが精一杯だった。

「また今度、休日に伺います。その時は今日みたいに出勤ってことはないですよね?」

俺は苦笑いを浮かべながら、逃げるようにコンビニに向かった。