田舎の国立大学に行ってた時に、農家次男にやたら遊びに誘われた。
私本人ではなく、私の高校時代の友人を紹介してくれとうるさかった。
男女比が9:1に近い学部な上に私が女子校出身なので、女紹介してくれ男は珍しくなく、その場その場で軽くあしらってたら、凄まじく諦めが悪い!

以下農家次男の迷言
————————————————-
・下心なんてないのに、お前は邪推しすぎで気持ち悪い。
・お前は普通の女のことが分かってない。
・普通の女は男との出会いを求めてるもので、女子校の女だったら、男の選び方も出会い方も分からないから、お前が紹介しろ。
・上記の理由から、出会いに恵まれない女子大の女を紹介するべき。
・10人くらいなら、こっちからも男を連れていってやるから。
・お前も一応女だよな。もうお前でもいいや。俺んち来いよ。
————————————————-

余りにもしつこいので学生課に相談。
厳重注意されてやっと大人しくなったかと思いきや、長期休みに実家に帰ろうとした日に駅で待ち伏せし、私の品定めをしようとわざわざ親戚まで連れてきて、同じ車両に乗り込んできた。
わけが分からないものの、とにかく慌てて降りて、荷物を投げて駅長室に逃げ込んでも一緒に入ってくる始末。




当時は集団ストーカーとか全然知らなかったので、何がなんだが分からない。
駅員さんに宥められながら半泣きで事情を説明するも、私自身状況が飲み込めてなかったので不十分な説明な上に、私が話そうとすると農家御一行が大声で捲し立てて、駅員さんも困惑するばかり。

違う駅員さんに荷物を回収してもらい、このままじゃ埒があかないと、駅内の交番へとぞろぞろと移動。
が、交番のお巡りさんが農家次男御一同とお知り合いだったので、全然話が進まない。
話を曖昧にされそうになってたときに、顔見知りの教授が交番前を通りかかって、出入り口からひょっこり顔をだして、

「君、うちの学生だよね。痴漢?スリ?学生課の子呼ぼうか?」

と尋ねてきた。
教授は大学に向かう途中だったそうで、大学の職員を呼ぶならついでにと思ったそうだ。(寮生が多いので警察沙汰とかは、学生課の職員が間に立ってくれることもあったから)

そこからはとんとん拍子に話が進んだ。
私から事情をきいた教授は、逃げようとする6人のおっさんと農家次男をまあまあとなだめて、おっさん達から名前を聞き出して、

「今から君は実家に帰るんでしょう?それじゃここで被害届だしたら不便だ。君の実家の方で被害届をだそう。細かいことは道すがら話そうか」

と交番から私を連れ出して、そのまま私の実家に行って、私の両親に説明して颯爽と帰っていた。
被害届は残念ながらだせなかった。(ストーカーですら中々受理して貰えなかった時代だったので)

農家次男は、停学措置で卒業までは大人しかったんだが、その後がまた酷かった。

卒業後に私が結婚、夫に先立たれた告別式にやってきますた……orz
私の女子校時代の友人も来るはずと踏んで、親戚引き連れてやってきますた。
結婚したのがくだんの教授だったので、学生同士の繋がりで聞き付けたそうだ。

『私達夫婦が共働きで、今から保険金もたんまり入ってきてる筈だ!』

と意気込み、

「昔のことを謝るなら、女の独り身なんて惨めだろうから貰ってやる」

と宣いましたよ。
告別式で!

「年上が好みなんだろう(旦那が二回り年上だった)」

とニヤニヤしながら言い、

「なんなら俺の伯父を紹介してやっても良い」

とも。
この世に生を受けて、初めて人をぶん殴りましたよ。

最後はどでかい遺影で、がこんがこん叩いてやりました。(旦那ゴメンorz)
高校時代は大人しい子だったので、高校時代の友人はポカーン。
大学時代の友人は、私を止めながらさりげなく農家御一行を蹴り飛ばし、会場から引きずりだしてくれました。
 
その後は流石に付きまとってこなかったですが、未だにどこからか沸いて来そうで、法事の度に不安になってしまう。