ネットで見つけた人怖話の体験談を紹介していきます!

怖い友達, 怖い職場/学校の人

復讐は合唱コンクールで、、、

学校の友達が復讐したときの怖い話

中学2年の時、小学校からの友人で運動音痴のB子が合唱コンクールが大好きだった。
B子は相当の変わり者で色々ズレていたが絵や文章、歌が上手く、みんなから一目置かれていた。

特に歌は中学の音楽教師に推薦され地域の合唱団に推薦され入団していた程だった。
そのせいか幾らいじられる事はあっても苛められた事はなかったようだった。
体育の時間を除いては。

B子は運動が全くと言っていいほど出来ない。
特に球技は酷く、バレー部やバスケ部の女子達にいつも罵声を浴びせられていた。
特に目の敵にしていたのがK子で、よく

「あんたがチームにいると邪魔」
「どうせボール触ってもろくなことにならないから触らないでいい」
「コートの端にいろ!」

等とデカイ声で言っていた。
しかも他の女子は授業が終われば言うのをやめるのに、K子だけは

「ほんっと邪魔だよねーB子!」

等と次の授業が始まるまでデカイ声で言い続けていた。
B子が自分の席に着いてじっと俯いていたのを覚えている。




その年の合唱コンクール、私たちのクラスは女子のソロのある曲を歌うことになった。
全会一致でソロはB子に決まり、クラス全体を仕切っていくリーダーもB子になった。
女子が仕切ると

「男子ちゃんと歌ってー!」

となりがちだけど、B子は違った。
流石合唱団にいるだけはあり、変声期の男子がいかに歌うのが辛いかも理解していて、変声期の時はどう歌うといいとか教えていた。
そのためか男子はすごくやりやすそうでみんなB子を支持していた。

女子のほとんどもB子の的を得た指導や実力から彼女を支持していたけれど、バレー部やバスケ部の女子はB子を恐れるようになった。
B子はバレー部やバスケ部の女子達に対してはかなり棘のある言葉で指導していたからだ。
といっても的は得ているし、何よりB子は上手いので誰も文句なんて言えない。

そしてK子。
彼女はなかなか歌が下手だったのでかなりキツく指導されていた。
始めは棘のある言葉で…
だったがそれはやがて

「あんたが合唱にいると邪魔」
「そのダミ声はハーモニーを壊すから歌わないでいい」

などの罵倒に変わっていった。
まるで体育の時間にK子が吐いているセリフのように。
B子はK子をわざとみんなの前で一人歌わせて

「あれ?なんでそんなに普段声デカイくせに今小さいの?やる気ないの?あ、風邪?だったらごめんねーそういう時はねー」

と公開処刑のようなこともするようになった。
K子はただ下を向いて黙っていた。

ある時1人バスケ部の女子がB子に

「偉そうにするな」

と文句を言ったが、

「そっか…それならリーダーやめるよ、私向いてなかったんだね!本番も出ない、明日みんなにそう説明して謝るからそれで許して?」

とわざとらしく言って、結果的にその女子を追い払った。

自分がB子がリーダーをやめる原因扱いされれば、間違いなく彼女を支持している人間(クラスの大多数かつ男子はほぼ全員)からバッシングを受ける、だから彼女は引き下がるしかなかったのだ。
B子は本番前まで、K子に対し体育の時間に言われた罵倒を全てやり返すように指導のフリした罵倒を繰り返した。

そして本番、B子は鳥肌の立つような素晴らしいソロをやり遂げ、私たちのクラスは優勝した。
打ち上げでクラスのみんながB子を讃えた。
なんだかんだバスケ部バレー部の女子達も優勝という事で「B子は凄い」という空気になっていた。

ただその打ち上げにK子はこなかった。
打ち上げの帰り道、B子はここだけの話と私にあるノートを見せてくれた。

それは体育の時間、自分を罵倒してきた人間がびっしり書かれたリストだった。
どのような内容で罵倒してきたかも事細かに書いてあった。

B子はいつか絶対仕返ししてやろうと考えノートに記録していたそうだ。
そしてその機会が自分が絶対的権力者になれる合唱コンクールだったのだ。
それが分かっていたからどんなにK子をはじめとする人間に罵倒されても下を向いて言い返さずにいたのだ。

「あー合唱コンクール楽しかった」

とB子は笑いながら、そのノートをコンビニのゴミ箱に捨てた。


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